放置感想 5台目 夏頃までの2020年TVアニメ雑感

■『彼女、お借りします』 和也とレンタル彼女たちの関係の手触りが、監督の古賀一臣が長年演出で関わっていた『ポケットモンスター』(アローラ以前)の、前のめりな「キミに決めた」なのが、和也の「障り」ある生々しさをコテコテに補強していて、今期ではわりと視聴カロリーを使って観ている。

□『デカダンス』 脚本:瀬古浩司の作品が纏う「無難さ」に、直に向き合おうとしているのは立川譲監督ぐらいではないか…  本作での瀬古脚本作に与えられる「障り」が今後の作品にどのような影響をもつのか気になりますね…

■『宇崎ちゃんは遊びたい!』 今時のKADOKAWAアニメらしい殺風景と宇崎過多な潔い作りが、リアルのコロナ禍で観ると何故かしみじみと白米が進むのは、赤羽根さんの桜井の塩梅が効いてるんですよ。

□『無限の住人-IMMORTAL-』 浜崎博嗣×深見真 版『無限の住人』は「猟綺と人情」の「障り」を凍えるほど堪能した。深見脚本の「猟綺と人情」は伸び代があるので、3で猟綺が減退してしまったPSYCHO-PASSシリーズは人情を活かす為に猟綺を改めて極めてもらいたい…