放置感想7台目 『D4DJ First Mix』先行配信1話

□アニメバブルの弊害が集約してしまった制作と同時期のXEBEC解体の流れが深傷だった『BEATLESS』から2年、水島精二監督最新作の『D4DJ』は、制作:サンジゲンでやる『アイカツ!』改めDJ活動の見せ方が少し不思議(SF)で野外フェスや女学園の箱の規模の活況を具体的に見せようとする手腕のキレが相変わらずで安心したのであった。水島監督のアニメ制作外の活動(DJはもちろんアイドルプロデュースだったり朗読劇等の舞台監督だったり)がフィルムに表立ってくるのだろう本作。

■本作の明石真秀が見て語る「パフォーマー」には『コンクリート・レボルティオ 〜超人幻想〜』的な各々の超人性が宿り物語られていく感触がある。野外フェスにおけるCV:水樹奈々のレジェンド感、ピキピキのVJ演出ばりばりのおっぱい(まて)、真秀が校内放送でかけた「WOW WAR TONIGHT」で愛本りんくの常人離れしたブチ上がりに晒されて、聞き手側だったのが活動する方へ静かに激しくスライドしていくEDの1人パフォーマンス!

□女の子4人組のユニット今昔のトラックのミックスといえば、制作期間の性急さや『UN-GO』直後の構成感で過去の水島作品要素が強く出た『夏色キセキ』。当時監督歴14年の水島監督と、スフィアをフィーチャーした劇中14歳の超人幻想は、『アイカツ!』と會川昇脚本活動の間の作品(2つのアイカツ⁉︎)ならではのリンクがあるので必見!

■愛本りんくの「りんく」はL'Arc-en-Cielの「Link」なのは言うまでもなく。